弓角を自作してみませんか?

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はい、お疲れ様です。

今日は、弓角を作ってみようと思います。

作り方は他のルアーに比べると簡単にできますよ。

市販品にはないオリジナルな角を作ってみて釣果が上がれば楽しいです。

では、行ってみましょう。

今回の必要な物一式です。

・PET樹脂板 3mm厚 ホームセンターで入手できます。アクリル板とかがありますが、

耐衝撃性はPETのほうがあるので、こちらをおすすめします。

さらに耐衝撃製を求める方はPC(ポリカーボネート)製をおすすめ

しますが、高価で入手に時間がかかります。

・Pカッター    樹脂板をカットするときに使います。100円ショップで入手可能です。

・鉄鋼ヤスリ(粗) ペーバーでも可です。形状の成形に使います。

・ペンチ      針の切断に使います。

・ダイヤモンドヤスリ  針のシャンクに接着剤の溜まり場を作る時に使います。

・エポキシ接着剤  2液性の接着剤です。PET樹脂と針の接着に使用します。

・ドリル      リーダーを通す穴、針りを入れる穴を加工するときに使用します。

・スケール     PET樹脂からブランクを切り出すときに使用します。

・反射シール    フォログラムシールやアワビシールなど角の装飾に使います。

・コート剤     ウレタンコートやセルロースコートがあります。角の仕上げに使います。

・針        シャンクの長い針が良いです。今回使用するPET樹脂が3mmなので

細軸(1mmくらい)を使用してます。

・Rづけの治具    弓角の重要な反りを作るための定規。自分は鰯の缶詰を使用。

このRの形状が変わると動きも変わるのでいろいろ試して。

 

まずは、PET板からブランク(作りたい角のサイズよりやや大きい目)を切り出します。

マスキングテープなどを貼ると細い線が書けます。

カッターの形状。プラ板専用のカッター赤丸の部分を使って手前に引いてカットする。

一度には切れないので何度も引く。切るというよりも削り落とすと言ったほうがいいね。

切り出したブランク。まだ大まかな寸法でOK。写真は綺麗な切り口ですが、これは

卓上ジグソーでカットしたためです。カッターだともう少し粗いかな。

ヤスリやペーパーを使って好きな形に成形します。側面を丸くしたり、斜めに成形して

縁にエッジを着けてシャープな回転を狙ったり。いろいろ試してみて下さい。

ここの形状でも動きが変わります。注意! あまりリーダーを通す穴の近くの幅を

狭くすると耐衝撃性が落ちるので、キャストした時に角が割れやすくなります。

バリを落としておきましょう。バリが残っているとシールが剥がれやすくなったりします。

側面は粗いヤスリで仕上げのままで大丈夫です。後でコーティングすると目が埋まるので

問題ありません。

 

 

ブランクを反らします(曲げ工程)。自分はドライヤーを使い治具とブランクを温めます。

暖まってくるとブランクがしんなりして缶の形状に反ってきます。

熱いですから割り箸等で押さえながら作業してくださいね。

ここまで反ったら、このまま治具と一緒に水の中に放り込みます。樹脂が収縮することで

自然に剥がれます。

横から見たところ。30mmという禁断サイズのため、手持ちの治具では反り具合が

気になりましたが、いい感じで反ってます。

 

 

重要工程です。針を差し込む穴を開けます。ドリルの径は使う針の太さり0.05mm〜0.1mmくらい

太めを手で開けていきます。できるだけキツく入るサイズにしましょう。

手で開けることにより芯ブレによる径の拡大を防ぎます。あまりブカブカですと、

魚が掛かった時に針が抜けてしまいます。

ここで穴開けのアドバイス!ドリルを進めていくと、ドリルの溝の中に削りカスが詰まって

きますので定期的に抜いてカスを掃除しましょう。

削りカスが詰まったまま強引に回すとドリルが折れますし、穴径も大きくなりますので慎重に。

目安は回す時に抵抗を感じたら行って下さい。

シャンクの長さにもよりますが、穴の深さを決まるときは、針先の位置に注意して下さい。

右側の様に針先と角の端面との距離が無い、または、マイナス(角の端面より上)になると

バレやすくなります。

針を挿入する穴があいたら、穴の先端に向かって直角に穴を貫通させます。

この穴から接着剤と空気を抜きます。接着剤が固まると張りの回り止めになります。

 

 

針の抜け止めを切ります。リューターとかで削ってもOK。

ダイヤモンドやすりでシャンクに傷を浸けます。この傷に接着剤が溜まり針が回るのを

防ぎます。

エポキシ接着剤を穴の中に少し詰め込みます。そして針に接着剤をたっぷり塗って

押し込みます。最近の接着剤は硬化が速いので作業は頑張って下さい。(笑

エポキシ接着剤は効果時間が選べますので(有名メーカーのもの)お好きな時間を

選んで下さい。

乾燥中・・・・・・ダイソーのエポキシは硬化時間が速いぞ!てか早すぎ(笑

ベタつかなくなったら次の作業へ。

 

 

穴から接着剤が出た所。ここは削ぎ落としてくださいね。シールを貼るのに邪魔になります。

ちょっと曲がって居ますがペンチを使って修正しています。シャンクの部分であれば

多少曲げられます。ゲイブを調整しようとすると折れますので注意です。

曲げての調整は必ずシャンクの部分で行って下さい。

 

 

重要工程です。

リーダーを落とす穴(Φ0.8mm)を開けます。注意点として。角の幅の中心にあけること。

因みに自分は、角の幅の中心で先端から5mm下がった所に開けてます。

ここは斜めに穴を開けるため、直接ドリルを斜めから入れていくとまず失敗します。(笑

ですので、

幅の中心を狙ったら垂直に少し開けてあげます。ドリルの先が落ち着くくらいの深さで

いいです。(0.5mmくらいの深さで)座を作ります。

できましたら、斜めにドリルを入れていきます。自分の目安は時計盤で表すと1時の位置

(垂直から30°)に傾けて貫通させます。ここも角の動きのポイントになるので、

いろいろ探してみて下さい。

 

 

あともう少しで完成です。装飾に入ります。

フォログラムシートを貼ります。自分は少し大き目のサイズで貼って、縁をシゴイて

痕を着けます。痕に沿ってよく切れるカッターナイフで余分を切り落とします。この時に

縁に小さい面取りをしておくとコート剤やフォログラムシートが剥がれにくくなります。

今回はフォログラムシートを腹側に背にアワビシートを貼りました。

 

コーティングに入ります。コーティングはウレタン・コートとセルロース・コートが

あります。当初セルロースで作業を進める予定でしたが、セルロースが紫外線で

黄ばんでしまったので急遽ウレタン・コートを用意しました。

tohoさんのコート剤ですが、UVカット剤が入っているそうなのでコレで行きます。

作業はドブ浸けするだけ5回くらい漬けては乾燥を繰り返して下さい。

まず1回目漬けて、乾燥。そして、

2回目漬けたら、今度は反転して乾燥します。

こうすることで、コート剤が先端に集中することを防いで、コート剤の厚みが均等になります。

TOHOさんのコート剤は乾燥時間が速くて使いやすかったです。

あと、ウレタンコート剤は湿気で硬化するのでできるだけ速く使い切ったほうがいいです。

次回に使用する時にカチコチってこともあるので(笑

セルロースコートを使用する方は、セルロースの中にはコーティングとコーティングの間隔が

開いてしまうと、クラックが入ってしまうものもあるので店員さんに聞きましょう。

最終仕上げでクラックが入ると泣きそうになりますよ。(笑

どうせ作るのだからフラッシャーも漬けてみましょうか?

フラッシャーは無くても釣れます。でも今回は取り付けてみます。

ある程度まとめたフラッシャーをセキ糸でシャンクに縛ります。

瞬間接着剤で止めて乾燥させて、フラッシャーをカットしらた完成です。

お疲れ様でした。

是非トライしてみて下さい。自分の角で魚が釣れると楽しいですよ。

一人勝ちしたらそれはもう(笑

では、また。

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